水浴びをしていた女神ディアナと2人のニンフに、半人半獣の森の精サテュロスたちが襲いかかる場面です。左では老いたサテュロスがディアナの肩に手をかけ、中央では別のサテュロスがニンフを抱えこんでいます。
頭の小さな三日月の飾りと、足もとの矢と弓は、ディアナが月と狩りの女神であることを表します。
1636年頃の、ルーベンスの晩年の作品とされます。
逃げようとしてねじれる体と、驚いて振り向く女性たちの視線が、画面に激しい動きを生んでいます。
この絵はベルリンの美術館にありましたが、1945年に火災で失われたとされ、今は白黒写真でしか見ることができません。
