赤い衣の女神ディアナが、仕留めた鳥を抱えて立ち、左の男たちと向き合っています。ぶどうの葉の冠をかぶった男が牧神パンとみられ、仲間とともに果物を抱えています。右のニンフたちは、吊るした獲物を運んできました。狩りの獲物と大地の実りが向かい合う構図です。
手にした槍、まわりの猟犬、ニンフの矢は、ディアナが狩りの女神であることを表します。
1615年頃の作品です。ルーベンスがイタリアから故郷のアントウェルペンに戻り、画家として活躍していた時期にあたります。
ディアナの鮮やかな赤と、獲物の毛並みや果物のつや、たくましい肌の描き分けが見どころです。
