手紙を書く婦人と召使

National Gallery of Ireland / Wikimedia Commons (Public domain)

手紙を書く婦人と召使

Lady Writing a Letter with her Maid

別名:手紙を書く女と召使

制作年
1670–71年頃
サイズ
71.1cm × 58.4cm
美術様式
バロック
技法
油彩

婦人が机に向かって一心に手紙を書き、その後ろで召使いが腕を組んで、窓の外を眺めています。床には、丸めた紙と封蝋(手紙の封をする蝋)が落ちています。受け取った手紙を投げ捨て、返事を書いているところだとも考えられています。

1670–71年頃の作品です。背後の壁には、聖書の「モーセの発見」の絵が掛かっていて、仲直りや救いを表しているという説があります。

窓からの光が婦人の手もとを照らし、手紙に向かう婦人と、外を眺める召使いとの対比が、静かな緊張感を生んでいます。

アイルランドの邸宅から、1974年と1986年の2度盗まれましたが、どちらも取り戻され、アイルランド国立美術館に寄贈されました。2011年の「フェルメールからのラブレター展」で来日しました。