大きな赤い帽子をかぶった女性が、椅子の背に腕を乗せて振り返り、こちらを見ています。青い上着と、椅子のライオンの頭の飾りが目を引きます。
1669年頃の作品で、縦23cmほどの小さな板に描かれています。フェルメールの作品で、キャンバスではなく板に描かれたものは珍しく、下には男性の肖像画が、上下逆さまに描かれていることが分かっています。
本人の作品かどうかを疑う声もありましたが、2022年のワシントン・ナショナル・ギャラリーの調査でも、フェルメールの作品とされています。
椅子の飾りや唇、耳飾りに置かれた光の粒が見どころです。光がにじんで見えるような描き方は、レンズで像を映す装置(カメラ・オブスクラ)を参考にしたためではないかともいわれています。























