婦人が机に向かって一心に手紙を書き、その後ろで召使いが腕を組んで、窓の外を眺めています。床には、丸めた紙と封蝋(手紙の封をする蝋)が落ちています。受け取った手紙を投げ捨て、返事を書いているところだとも考えられています。
1670–71年頃の作品です。背後の壁には、聖書の「モーセの発見」の絵が掛かっていて、仲直りや救いを表しているという説があります。
窓からの光が婦人の手もとを照らし、手紙に向かう婦人と、外を眺める召使いとの対比が、静かな緊張感を生んでいます。
アイルランドの邸宅から、1974年と1986年の2度盗まれましたが、どちらも取り戻され、アイルランド国立美術館に寄贈されました。2011年の「フェルメールからのラブレター展」で来日しました。























