背を向けた画家が、青い衣のモデルを描いています。モデルは、月桂樹の冠をかぶり、トランペットと本を持っています。これらは、歴史の女神クリオのアトリビュート(その人物を見分けるしるし)です。トランペットは名声を、本は歴史の記録を表しています。
1666–68年頃の作品です。絵を描くことの意味をテーマにした寓意画(考えを人物や物で表した絵)で、フェルメールはこの絵を売らずに手もとに置いていました。死後、借金の返済のために手放さないよう、妻が守ろうとしたことも分かっています。
手前の重いカーテンをめくって部屋をのぞくような構図と、壁の大きなネーデルラントの地図が見どころです。20世紀にはヒトラーの手に渡りましたが、戦後オーストリアに戻りました。























