開いた窓の前で、女性が手紙を読んでいます。窓ガラスにはうっすらと女性の顔が映り、手前には緑のカーテンと、果物がこぼれた皿が描かれています。
1657–59年頃の作品です。2017年から始まった修復で、背後の壁に塗りつぶされていた大きな画中画が現れました。描かれていたのは、愛の神クピドです。背中の翼と弓矢がクピドのアトリビュート(その人物を見分けるしるし)で、女性が読んでいるのが恋文であることをほのめかしています。この部分はフェルメールの死後に別の人が塗ったと分かり、元の姿に戻されました。
光に照らされた顔と、窓ガラスに映る姿の対比が見どころです。修復後の姿は、2022年に東京都美術館で公開されました。























