青と黄色のターバンを巻き、大きな真珠の耳飾りを付けた少女が、振り返ってこちらを見ています。背景は暗く、少女の顔と耳飾りだけが光の中に浮かびます。
1665年頃の作品です。特定の人の肖像画ではなく、顔の表情や珍しい衣装を描く「トローニー」と呼ばれる種類の絵だと考えられています。モデルが誰なのかは分かっていません。
少し開いた唇と、目や唇に置かれた小さな光が、今にも何か話し出しそうな生き生きとした表情を生んでいます。真珠は、輪郭をほとんど描かず、光の反射を数筆で表しただけです。
1881年の競売で、わずかな値段で買われ、のちにマウリッツハイス美術館に寄贈されました。2012年には「マウリッツハイス美術館展」で来日しました。























