マルタとマリアの家のキリスト

Scottish National Gallery / Wikimedia Commons (Public domain)

マルタとマリアの家のキリスト

Christ in the House of Martha and Mary

制作年
1654–55年頃
サイズ
158.50cm × 141.50cm
美術様式
バロック
技法
油彩

新約聖書の場面です。イエスが姉妹マルタとマリアの家を訪れたとき、マリアはイエスの足もとに座って話に聞き入り、マルタはもてなしの支度に追われていました。マルタが「妹にも手伝うよう言ってください」と頼むと、イエスは「マリアは良いほうを選んだ」と答えたといいます。

パンのかごを差し出すのがマルタ、頬杖をついて聞き入るのがマリアです。家事の道具は、働き者のマルタのしるしとしてよく描かれます。

1654–55年頃の初期の作品で、現在知られているフェルメールの作品の中でいちばん大きな絵です。宗教画は数点しか残っていません。

のちの細やかな作品と比べると筆づかいは大きく、イタリアやフランドルの絵画から学んだ様子がうかがえます。イエスの赤い衣と白いテーブルクロスの対比が見どころです。