女性がうつむいて、ボビン(糸巻き)を使い、レースを編んでいます。手前の裁縫箱からは、赤と白の糸があふれ出しています。
1669–70年頃の作品で、縦横20cmほどの、フェルメールの作品の中でもとても小さな絵です。机の上の小さな本は、聖書や祈りの本だとする見方があり、勤勉さや家庭の徳を表しているとも考えられています。
見どころは、ピントの合わせ方です。女性の手もとの糸はくっきりと描かれる一方、手前の糸や布はぼかして描かれ、カメラで撮ったような奥行きが生まれています。
ルノワールが世界でいちばん美しい絵の一つと称え、ダリはこの絵を何度も題材にしました。2009年の「ルーヴル美術館展」で来日しました。























