テーブルのそばで、若い女性が頬杖をついてうたた寝をしています。テーブルにはワインの入れ物や果物が置かれ、奥の扉の向こうには別の部屋が見えます。
壁の絵にはクピド(愛の神)の一部と仮面が描かれていて、恋の悩みや、怠けることへの戒めをほのめかしているとも考えられています。
1656–57年頃、フェルメールが室内の日常の場面を描き始めたころの作品です。X線などの調査で、もとは扉の向こうに男性、扉口に犬が描かれていたことが分かっています。フェルメールはそれを塗り消し、人物を女性ひとりにしぼりました。
説明しすぎず、見る人に想像させる描き方は、のちの作品に通じる特徴です。手前のしわの寄った絨毯の質感にも注目してみてください。























