白い頭巾をかぶった女性が、片手で窓を開け、もう片方の手で真鍮の水差しを持っています。水差しは同じ真鍮の洗面器の上に置かれていて、朝の身支度のひとときのように見えます。
1662年頃の作品です。背後の壁には、当時のネーデルラントの地図が掛かっています。
見どころは光と色です。窓からの光で、白い頭巾は青みを帯び、磨かれた水差しと洗面器には、テーブルの絨毯の赤や、まわりの色が映り込んでいます。何かが起きる場面ではありませんが、窓を開ける動きの途中で時間が止まったような静けさがあります。
1889年にメトロポリタン美術館に寄贈され、アメリカの美術館に入った最初のフェルメールの作品とされています。























