恋文

Rijksmuseum / Wikimedia Commons (Public domain)

恋文

The Love Letter

制作年
1669–70年頃
サイズ
44cm × 38.5cm
美術様式
バロック
技法
油彩

暗い部屋から、扉口ごしに明るい部屋をのぞき込むような構図です。シターン(弦楽器)を抱えた女性が、手紙を受け取って不安そうに召使いを見上げ、召使いはほほえみ返しています。

1669–70年頃の作品です。奥の壁には、海と帆船の絵が掛かっています。当時は、恋人を船に、恋を海にたとえることがありました。穏やかな海は、恋がうまくいくことを表しているのかもしれません。

手前の床に置かれたほうきやスリッパが、家事の途中であることを思わせ、のぞき見ているような親しみを感じさせます。

1971年、ベルギーで展示中に盗まれ、キャンバスを額から切り取られて傷みましたが、取り戻されて修復されました。2019年の「フェルメール展」(大阪)で公開されました。