台所で、女性が陶器のつぼから器へ、ゆっくりとミルクを注いでいます。テーブルにはパンとかご、壁には真鍮の器が掛かっています。
1660年頃の作品です。召使いの女性の何気ない仕事を、まるで大切な儀式のように落ち着いた姿で描いています。足もとの壁ぎわにはデルフト焼きのタイルが並び、その手前には小さな足温器(炭を入れて足を温める道具)が置かれています。
青い前掛けには、ラピスラズリという宝石から作る高価な青の絵の具(ウルトラマリン)が使われています。パンやかごには光の粒のような白い点が置かれ、窓からの光が細かくきらめいています。
日本では2007年に国立新美術館で、2018–19年には「フェルメール展」で公開されました。























